除夜の鐘の意味は?鐘をつく回数と時間帯について調べてみた!

2020年12月15日

大晦日の夜と言えば除夜の鐘がありますね。
大晦日の深夜に除夜の鐘の音を聞くと、しみじみと今年一年の出来事を振り返る気持ちになり、新しい年に向かってまた頑張ろうと思いますよね。

今回はそんな除夜の鐘についてお話していきます。
除夜の鐘の意味や、108回という回数の由来、鐘をつく時間帯についてご紹介していきますね。

除夜の鐘の意味とは?

寺の鐘

除夜の鐘の「除夜」とは大晦日の夜を指す言葉です。

大晦日の深夜から新年にかけて(0時を挟んで)お寺にある大きな鐘をつきます。
すなわち、「除夜の鐘」は「大晦日の夜から新年にかけてつく鐘」という意味になります。

お寺の境内に大きな鐘があるのを見たことがある方も多いですよね。

この鐘は正式名称を「梵鐘(ぼんしょう)」という仏教の仏具で、梵鐘の音には苦しみや悩みを断ち切る力があると言われています。

昔は、仏教では正月とお盆の年2回ご先祖様を祀る儀式がありました。
時代が進むにつれて、お盆はご先祖様のお参り、お正月は年神様のお参りという形に変化していき、大晦日に除夜の鐘をつく儀式が風習として受け継がれていると言われています。
梵鐘自体は、普段から朝夕の時報や法要の開始の合図として鳴らしています。

普段は修行を積んだ僧侶が鳴らすものなのですが、大晦日の除夜の鐘には一般の方にとっても鐘の音には「苦しみや煩悩を断ち切る」「ご利益を受けることができる」と言われているため、年末の儀式として広まったと考えられます。

除夜の鐘の回数、108回つく意味は?

煩悩を断ち切る

除夜の鐘をつく回数は、「108回」は、人間の煩悩(ぼんのう)の数と言われています。
煩悩とは、人間の怒りや苦しみ、欲望などを意味し、これを断ち切り新しい気持ちで新年を迎えるというものです。

しかし、除夜の鐘の108回の回数は、煩悩の数と言われているほかに諸説あるようです。

【煩悩】
人間の根本煩悩『貪(貪欲)、眞(怒り)、痴(信じない)、慢(驕り)、疑(疑う)、見(真実)』とそれに派生する煩悩のことです。

【一年を表す数】
月の数(12)と、一年を24の季節に分ける二十四節気(にじゅうしせっき)の24、一年を72の季節に分ける七十二候(しちじゅうにこう)の72を足した108という説もあります。

【四苦八苦を表す数】
四苦八苦とは仏教用語で「避けることのできない苦しみ」という意味があります。
四苦(4×9)+八苦(8×9)で36+72=108となり、四苦八苦を取り払うために除夜の鐘をつくという説もあります。

いくつか諸説はあっても「今年一年の苦しみや悩みを断ち切る」という考えは共通しています。
除夜の鐘をつく理由は、新しい気持ちで新年を迎えたいという思いに変わりはありませんね。

大晦日を控えた年末、除夜の鐘の「試しつき」の動画がありました。
参考にしてみてください。

除夜の鐘をつく時間帯について

除夜の鐘をつく時間帯ですが、大晦日の深夜からつきはじめ、年内に107回つき、新年が明けたタイミングで最後の1回をつくのが一般的です。

ただし回数やタイミングはお寺によって様々で、もっとたくさんの数をつく場合もあれば、年内に全てつき終えてしまう場合もあります。

大晦日につく鐘は、この一年に作った罪を懺悔し、煩悩を取り除きます。
そして年が明けて108回目の鐘をつくことで清らかな心にリセットされ、一年が始まるのですね。

神社にある鐘と何が違うの?

寺の鐘

鐘がある神社もありますが、あれってお寺の鐘とどう違うのでしょうか。

神社は神様(氏神様)の「国家新道」、お寺が「仏教」ですが、昔は、神社とお寺が明確に分けられていなかった、区別がなかった時代があり、その名残として神社にも鐘がある場合もあります。

除夜の鐘は、元々は仏教の風習から古く伝わってきました
よって除夜の鐘は、お寺の鐘ということになりますね。

僕も子どもの頃、神社に鐘があり、ついて遊んだ経験があります。
今思うと近所迷惑この上ないですが、苦情もなかったのを見ると、のんびりした時代だったと思います。

まとめ

  • 除夜の鐘の「除夜」とは、大晦日の夜を指す言葉で大晦日の夜につく鐘のこと
  • 除夜の鐘をつく108回は、人間の煩悩(ぼんのう)の数だが、他にも諸説ある
  • 大晦日の深夜からつきはじめ年内に107回つき、新年が明けたら最後の1回をつく
  • 除夜の鐘は仏教の風習から伝わってきたが、昔は神社との区別がなかった

大晦日の夜、家族が揃ってテレビを見ているときに、除夜の鐘が聞こえてくると急にしみじみとした雰囲気になります。
除夜の鐘は、人間の心に響いて苦しみや悲しみを断ち切るとも言われています。

一年の煩悩をきれいに落として新年を迎えるのは、清らかな心でお正月に氏神様を自宅に迎える準備とも言えますね。

最近は、除夜の鐘ならぬ昼間に鐘をつく「徐日の鐘」をつくお寺もあるようです。
現代の騒音問題なのでしょうか、ちょっと残念なことです。
除夜の鐘をつく儀式は、日本の文化・伝統なので大晦日くらいは、広い心で見守っていきたいものですね。

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Posted by takgak