おみくじの見方は?吉凶の順番やおみくじの引き方も解説します!
初詣などでお寺や神社にお参りいったときに、おみくじの箱が置いてあるのを見たことがあるかと思います。
ところで、おみくじの見方って知っていますか?
おみくじを開くと、まず「大吉」とか「吉」などの文字が目に入ってきますよね。
おみくじには通し番号や「大吉」や「吉」が書いてある少しした辺りに、漢詩や和歌のような文字が書いてあります。
おみくじを引くときはドキドキしますが、今回はおみくじの見方についてお話していきますね。
これで、次におみくじを引くときはバッチリ理解できますよ!
お寺のおみくじの見方1
それでは、早速おみくじの見方について解説していきます。
まず、おみくじの吉凶の順は下のようになっています。
1「大吉」
2「吉」
3「小吉」
4「半吉」
5「末吉」
6「末小吉」
7「凶」
おみくじの順位は、7位までですが、お寺によって、「大凶」が入っているものもあります。
おみくじの割合は、「大吉」「吉」で約47%を占めます。
「凶」が割合も高く33%もありますね。
「小吉」や「末小吉」はそれぞれ一つの番号しかないので、出たら珍しいかもしれません。
同じ「吉」や「凶」でもそれぞれ意味が違うので、「吉」や「凶」ばかりにこだわらないようにしましょう。
お寺のおみくじの見方2
次は、漢詩に注目してみましょう。
おみくじの中央付近に漢詩が五言絶句で書いてあります。
さらにそのすぐ下に五言絶句の解釈が書いてあります。
この漢詩は4行あるので、年齢によって読む行が決まっており、一年を占うときは、一年を
4で割り季節ごとに見ていく方法もあります。
漢詩一行目 0歳~15歳 又は 1月~3月
漢詩二行目 16歳~30歳 又は 4月~6月
漢詩三行目 31歳~45歳 又は 7月~9月
漢詩四行目 46歳~60歳 又は 10月~12月
60歳以降は、漢詩一行目に戻ります。
漢詩の解釈をよく読んでみましょう。
おみくじの見方の動画がありました。
参考にしてください。
神社のおみくじの見方
神社の和歌おみくじも同様に、吉凶よりも和歌とその解釈をメインに見るようにしましょう。
和歌は神社に関連があるものや、古事記、万葉集、源氏物語などから用いられています。
おみくじの下のほうには、項目ごと(待ち人、学問、商い、病気など)に運勢が書かれています。
自分の知りたいことにどう対応するか考えて読み解きましょう。
そもそも、おみくじとは?
おみくじとは、占いの一種です。
表記は、「御神籤」、「御御籤」「御仏籤」または「みくじ」などと書き、神社やお寺等で吉凶を占うために引く「くじ」です。
「みくじ」は「くじ」に尊敬の接頭辞「み」をくわえたもので、偶然を利用するというシンプルな占いからおみくじが広がったのですね。
現代のおみくじは大きく3つにわかれています。
・神社の和歌のおみくじ
・漢詩・和歌以外のおみくじ
お寺には、仏教はインドから中国を経て伝わった宗教のため、漢詩を使ったおみくじが多いです。
神社は日本で生まれた神道のため和歌のおみくじを使っています。
「あたり」「はずれ」などの景品の当選を決める時や物事の順番を決める「くじ引き」も
ルーツはここからきているのでしょう。
お寺のおみくじの引き方と神社のおみくじの引き方
お寺のおみくじをひくときは、おみくじを引く前に悩みを具体的に心の中に浮かべましょう。
例えば「今年、結婚してもよいでしょうか」などです。
特に悩みがない場合は「今の私にアドバイスをお願いします」とお祈りしてから引きましょう。
お寺に多いおみくじは、漢詩が入ったおみくじです。
みなさまも拝見したことがあるかと思います。
このおみくじは、「元三大師百籤(がんさんだいしひゃくせん)」と言われます。
「天竺霊籤」という中国のおみくじが元になったものです。
元三大師の異名を持つ平安時代の天台宗中興の祖・良源が元三大師百籤を発明したといわれています。
本来、お寺に伝わる「元三大師百籤」の引き方は非常に大変で、僧侶が相談者の悩みに応えて引くものだそうです。
全身を清めた後に、お経と真言を合計999回唱えて33度礼拝しなければなりませんでした。
こうして「神がかかった」状態になってはじめて引くことができるのですね。
現代でもこの名残で僧侶、神職、職員の方がおみくじを代わりに引いて内容を説明してくれるところもあります。
神社のおみくじを引く場合は、まず神様に参拝してから引きましょう。
初詣を想像してもらうと分かりやすいです。
初詣に神社に行って、いきなりおみくじを引きませんよね。
まず神様に参拝してからの流れになります。
僕は、基本的に「おみくじ」は気になってしまうので引かないですが、今年の初詣では、珍しく引きました。
「末吉」だったかと思います。
和歌のおみくじは、古事記から引用されることも多くあり、神様自ら和歌を詠んだという伝説あるそうです。
昔、和歌は神と人間が対話する特別なものでした。
古代日本では、霊能者が神のお告げを和歌で語った「歌占」がありました。
『源氏物語」などでも占いは、和歌で表現されています。
神社が和歌のおみくじを用いるようになったのは、明治の神仏分離令(1868年)からです。
こうして神社では和歌のおみくじが用いられるようになりました。
まとめ
おみくじは、吉凶よりも仏様や神様からのメッセージである漢詩や和歌とその解釈に重点を置いて読み解きましょう。
この一年、何かに悩んだときは、おみくじを引いてみましょう。
何かヒントになるようなことが書いてあるかもしれません。