傘の柄がベタベタに!?その原因と対処法まとめ!
久しぶりに傘を使おうとしたら、柄の部分がベタベタしていたことありませんか?
僕もお気に入りの傘の柄がいつの間にかベタベタになっていて、外に持ち歩ける状態ではありませんでした。
その時は他の置き傘を使ったのですが、ベタベタになってしまったお気に入りの傘を諦めきれませんでした。
調べてみたらあれ実は単なる汚れではなかったんです。
傘の柄のベタベタ部分の原因と、除去する方法、ベタベタにしないための対策についてまとめてみました。
傘の柄がベタベタになる原因
早速傘の柄がベタベタになってしまう原因について解説していきたいと思います。
ベタベタの原因は、傘の柄の素材が加水分解されたものだったのです。
加水分解とは、化合物が水によって分解されることです。
と言われれてもピンと来ないですよね、僕もですけど・・
特にゴム素材やプラスチックなどが長い時間雨を浴びたり、湿気の多いところに置いておくと起きる現象です。
基本的に毎日のように使うテレビのリモコンやスマホなどには起こりにくく、風通しの悪い物置や押し入れなどに眠っているもの、湿気の多い状態で使うことの多い傘や、あまり履いていない靴底などに起こりやすいです。
傘は濡れたまま傘立てなどに刺したり、色褪せなどを防ぐために日陰に置いておくことが多いと思います。
その状態でも徐々に乾燥はしますが、乾燥するまでの間傘の周りは湿度が高い状態になり、加水分解が起こりやすい環境と言えるのです。
ベタベタを取り除く方法1 アルコールで拭き取る
加水分解された傘の柄のベタベタを取り除く方法を紹介していきます。
まず1つ目はアルコールで拭き取る方法です。
消毒用エタノール、アルコールなど名称は様々ですが、基本的にアルコール分60%以上のものであれば、どの種類でも問題なく使えます。
ティッシュだと粘り気のせいでボロボロになってしまう可能性があるので、できれば布で拭くのをオススメします。
消毒用のアルコールなら手についても大丈夫ですが、無水エタノールなどの濃度の高いアルコール類だと手荒れの原因になるので、ゴム手袋をして拭き取りを行って下さい。
ベタベタを取り除く方法2 重曹水に漬ける
2つ目の方法は重曹を使った方法です。
水を重曹に溶かした液で拭き取る方法です。
水1Lに対して重曹小さじ1を溶かします。
水が冷たくて重曹が溶けづらい時は、少しお湯を足してみてください。
重曹水をしみこませた布でゴシゴシ擦っていると、ベタベタが綺麗に取れてきます。
頑固な汚れな場合は少し重曹の濃度を高くした液に漬け置いてみてください。
1~2時間で十分です。
そのあとスポンジや布で拭き取ります。
綺麗にツルツルとした傘の柄に戻ってくれると思います。
傘の柄をベタベタにしない対策
そもそも傘の柄が加水分解でベタベタしないようにするにはどうしたらいいでしょうか?
対策について紹介していきます。
傘は基本的に雨の日に使います。
そのため、傘の柄や布地部分にも水分が残っていることが多いです。
湿度の高い雨の日にそのままにしておくと、すぐに蒸発とはいきません。
傘をしまう時、柄の部分だけでなく、できれば他の部分もタオルなどで水気を拭き取ってからしまいましょう。
可能であれば、次の日が雨で無ければ短時間でかまわないので、傘を開いてベランダなどの風通しの良い場所で乾燥させると尚良し。
■大事にしたい傘なら・・・
加水分解にはまず水分が必要です。
水分や湿気を付け続けないために、水分を拭き取った後の柄にベビーパウダーを軽くまぶしてください。
直接傘の柄が空気に触れるのを防いでくれるので、加水分解をしにくい環境にしてくれます。
大切な傘でどうしても長持ちさせたいならば、日頃のお手入れにも気を付けて見てください。
まとめ
・柄の素材(主にプラスチックやゴム)と水が反応して加水分解が起こった結果
《ベタベタの除去法》
・アルコールで拭き取る
・重曹水で拭き取る、漬け置きする
《ベタベタにしないための対策》
・傘を濡れたままにしない
・次の日に風通しの良いところでしっかり乾燥させる
・最終手段はベビーパウダーを塗布
ビニール傘なら諦めも付きますが、ちゃんとした布の傘って意外に3,000円以上するので、1回買い替えたらできれば長く使いたいですよね。
梅雨時でもなければ意外に使う間隔があいてしまうのが傘の宿命。
大事に使ってお気に入りの傘を晴れやかに使いたいものですね!
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