月見団子の由来とは?お団子の作り方、並べ方には意味があった!

2021年2月27日

「花より団子」という言葉は、桜の花を愛でながら、ついつい団子、食べ物を食べてしまう意味で存在しますが、お月見に供える「月見団子」も秋の風を感じながら月を愛でてお団子や食べ物を食べる風習があります。

日本で古くからある、このような風習は、季節を感じとることが出来てとても風流ですね。

今回は、そんなお月見に欠かせない月見団子の由来についてです。
お月見には、お団子を作りますが、その数や並べ方の意味があるようなのです。
では、みていきましょう!

お月見の由来と意味は?

月見団子

お月見とは、旧暦の8月15日と9月13日に月を鑑賞する昔ながらの行事で、古く平安時代にはすでにあったとされます。
中国の中秋節の行事から伝わったとされ平安時代に日本に伝わりました。
『源氏物語』などでも月を愛でるシーンがありますが、上流の人たちはすでに生活に月を楽しむ行事を取り込んでいたと思われます。

旧暦の8月15日は、十五夜で「中秋の名月」にあたり、月がとてもきれいに見える時期ですね。

日本でも明治5年までは旧暦で太陰太陽暦を使用していました。
今の生活よりも月との密接な関係があり月を神聖なものとして敬う風習があったものだと思われます。
この時期に収穫される里芋を月に見立てお供えしていたものだとされています。
その年の作物が無事に収穫できるように五穀豊穣の願いを込める意味もあるようです。

里芋からお団子にお供えが変わったのは、江戸時代でお月見が一般的になり庶民にも広まってからだと言われています。

月見団子の作り方や乗せる台は?

月見団子

お月見の由来がわかったら、次はお月見団子を作ってみましょう。
お月見団子は白くて丸いものが一般的なので、主に白玉粉を原料として作ります。

【お月見団子の分量】
 上新粉 300g
 熱湯  220~240g
 砂糖 少々(お好みで)
 塩 少々(お好みで)

【お月見団子の作り方】
 上新粉300gを容器に入れて熱湯230gほどを加えて、こねて柔らかくします。
 このとき、お好みで砂糖、塩を入れます。
 耳たぶくらいの柔らかさになったら生地を棒状にして短くちぎってから丸めていきます。
 丸まったら、沸騰したお湯の入った鍋で浮いてくるまで茹でます。
 鍋から出して、冷やした後で乾かすと完成です。

【注意】
 お団子は、十五夜にちなんで1寸5分(約4.5cm)に作り、少しつぶします。
 お団子の形を整えるときは、「まんまる」にならないようにしましょう。
 あまりお団子の形が「まんまる」になってしまうと、死者との決別を表す「枕団子」のようになってしまいますので、少し形をつぶしておくといいですね。

お月見台(三宝さんぽう)は作り方の動画がありましたので、こちらを参考にしてください。
ペットボトルと紙パックを使ったお月見の台(三宝)の作り方です。

月見団子の並べ方と数の意味

月見団子

お月見団子は十五夜にちなんで15個お供えするのが主流です。
15個でも良いですが、一年間の満月の回数である12個(うるう年の際は13個)お供えするという地域もありますので、15個もしくは、12~13個をお供えするといいでしょう。

【15個のお団子の並べ方】
 一段目に9個(3×3)、二段目に4個(2×2)、三段目に2個を盛ります。
 三段目の2個は、正面からみて縦に2個並べます。

【13個のお団子の並べ方】
 一段目に9個(3×3)、二段目に4個(2×2)並べます。

【12個のお団子の並べ方】
 一段目に9個(3×3)、二段目に3個並べます。

月見団子以外のお供えものは何があるの?

月見団子以外の他には何のお供え物があるのでしょうか。

代表的なものとしては、「すすき」や「秋の七草(すすきを除く)」をお供えします。

すすきの穂をお供えするのは、すすきの穂が米の稲穂に似ているためです。
お米が豊作であることを祈るものなので、稲穂に似ているすすきを飾るようになったと言われています。
また、すすきには魔よけの力があるともされています。

ほかには、葡萄のようなツルものをお供えると、お月様とのつながりが強くなると言われています。
月の神秘的なパワーの恩恵があるかもしれませんね。

秋の七草(萩、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)、すすき)もお供えに用いられます。

まとめ

  • お月見の由来は古く、平安時代に中国から伝わってきた
  • お月見団子は白玉粉を原料として作る
  • お月見団子は十五夜にちなんで15個お供えするのが主流
  • 月見団子以外の他のお供え物

平安時代や室町時代、江戸時代と昔は電気などなかった時代、夜は本当に闇に包まれ、月明かりと行燈を頼りに生活していたのだと思います。
中国から伝わってきた「中秋の名月」、五穀豊穣を願いながら月を愛でる、鑑賞するというのは、抵抗なく日本人に受け入れられました。

「中秋の名月」には、部屋の明かりを少し暗くして月を眺めてみましょう。
忙しい毎日の中で、ホッとするひと時を月がもたらせてくれるでしょう。

ちなみに2020年の中秋の名月は、10月1日(旧暦8月15日)ですよ!

それでは!