干し芋が賞味期限切れ!カビの見分け方!いつまで食べられる?
冬に干し芋をかじりながら温かい飲み物、幸せですよね。
ついつい手が伸びてしまう干し芋は、意外に消費が早いので大容量の箱で買ってしまいます。
しかしキロ単位の箱で買うと食べ切る前に賞味期限切れになってしまうこともしばしば。
干し芋が賞味期限切れになってしまったら、すぐに食べられなくなってしまうのでしょうか?
賞味期限切れの干し芋がいつまで食べられるか、また干し芋の日持ちを伸ばす方法を調べてみました。
賞味期限切れの干し芋は食べられる?
早速ですが、芋の賞味期限切れはすぐに食べられなくなるわけではありません。
そもそも賞味期限とは「美味しく食べられる期間」のことです。
それと比較されるのが消費期限で「安全に食べられる期間」。
干し芋には基本的に賞味期限が記載されているので、賞味期限が切れてもその後風味や見た目は劣化することはありますが、食べられます。
未開封であれば、製造日~賞味期限×1.2くらいは問題なく食べられると考えていいでしょう。
ちなみに干し芋の賞味期限の設定には、梱包によって大きく差が出るようです。
通販で箱の中にやんわりとビニールでまとめられた干し芋がまとまって入っているものは、発送後2~3週間の設定が多いようです。
反対にスーパーやコンビニで小分けの真空パックになっているものは2~5か月程と、長めの設定になっています。
干し芋の白い粉はカビ?取ったら食べられる?
干し芋って表面に白い粉状のものが付いていることがあります。
「これって白カビ・・?」と不安になりますよね。
でも大丈夫、これは糖分が結晶化したものです。
糖分が表面で結晶化したからと言って、この干し芋が特別甘い!という訳ではありません。
これは干し芋を作ってから数週間~1か月程度以上経ったものに見られる現象ですので、基本的にはどの干し芋にも起こることだと思っていいです。
ちなみにこの白い粉の中に青や緑色が混ざり始めたら、それはカビの可能性があります。
また白色でも、よく見るとフチが細い糸のようなものが伸びている場合はカビの胞子かもしれません。
念のため白い粉が付いている時は、よく観察してから口に入れましょう。
干しているのにカビ!?
干し芋というと「干しているから保存性がよくなっているのでは」と、僕は思っていました。
しかし干しているといっても、完全に水分を飛ばしているわけではありません。
いうならば半生。
干し芋は表面に糖分が結晶化するほど、糖分を多く含む食品です。
カビは栄養分となる糖分と水分が大好きです。
干し芋はカビにとって最高の繁殖場所なのです。
干し芋は一度開封したら、カビの危険と隣合わせだと思っていいでしょう。
干し芋を長期保存するには?
干し芋は開封したら、常温ではなく冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
常温よりは冷蔵庫の方が温度が低いので、カビが生えにくくなります。
とは言え、冷蔵庫の中でも少しずつカビは生えはじめます。
長期保存するならば、冷凍庫がおすすめです。
冷凍していればカビは繁殖しませんから、開封後でも3か月程度は美味しく食べられます。
冷凍していても、干し芋の中の水分は少しずつ蒸発します。
3か月以上は水分が蒸発しすぎて、解凍しても水分が足りなくて固い干し芋になるかもしれません。
上手な干し芋の冷凍方法
干し芋を1枚ずつラップに包みます。
ジップ付き保存袋に干し芋を入れて、なるべく空気を抜いてから冷凍庫に入れます。
手間かもしれませんが、1枚ずつ小分けにすることで、食べる分だけ簡単に取り出しやすくなります。
美味しい解凍方法
すぐに食べたい時はレンジで20秒ほど加熱すれば解凍できます。
しかしもっと美味しく食べたいならば、半日~1日冷蔵庫で自然解凍します。
ラップから取り出してトースターで1~2分ほど焦げ目が付く直前くらいまで焼きます。
加熱することで少し柔らかくなり、甘みを強く感じられます。
まとめ
干し芋の賞味期限切れは
・すぐに食べられなくならない
・賞味期限は美味しく食べられる期間
・開封後はなるべく早く食べる
開封後の保存は冷蔵庫
長期保存は冷凍庫で3か月以内
大人になってから干し芋の虜になった僕は、近くのお店で売っているものを食べ比べして楽しんでいます。
箱買いしようか悩んでいましたが、我が家の冷凍庫にはあまり余力がないので、小分けパックをちまちま買い続けようと思います。