日本三大幽霊とは?幽霊にまつわる怪談話や特徴について紹介!

2021年1月12日

夏が近付き、背筋が寒くなるような怪談話にピッタリの時期になってきました。

日本には幽霊や妖怪にちなんだ話がたくさんありますね。

その中でも日本三大幽霊に数えられる3人の幽霊と、その怪談話について調べてみました。

夏休みやお盆休みの話のネタに怪談話はいかがでしょうか?

日本三大幽霊1:お岩さん

お岩さんは江戸時代前期に実在した女性をモデルとして作られた「四谷怪談」という話に出てくる主人公の名前です。

<怪談話>

田宮又左衛門という役人の娘に目の悪いお岩という娘がいました。

又左衛門は娘に婿を取りたかったのですが、お岩の顔は疱瘡を患っていたせいでただれていて、なかなか婿に来てくれる人がいません。

又左衛門の同僚は口が上手い人を仲介人にして、浪人である伊右衛門はを騙すようにしてお岩と結婚させます。

しかし結婚後お岩の容姿をみて騙されたことを知った伊右衛門は、既婚女性と不倫し妊娠させ、更にお岩がいながら重婚を使用とします。

夫の不貞を知ったお岩は絶望しお岩は失踪します。

田宮家をのっとり、不倫相手と結婚した伊右衛門は、その後怪異や不幸が続き、お岩の怨念を感じる。

歌舞伎や舞台などになっており、少しストーリーが異なる場合があります。

例えば

・皮膚のただれは疱瘡でなく、伊右衛門に毒を盛られてできた。

・お岩は毒でただれた自分の顔の醜さに発狂し、近くにあった刀に刺さって死んだ。

・お岩の失踪後、家にネズミが大量発生した。

などがあります。

名前だけをモデルにして実は夫婦仲は悪くなかったという説、話の通りに夫 伊右衛門はろくでなしだったという説など、どこまでが作り話かは諸説あるようです。

<神社になったお岩さん>
お岩さんの怨念を鎮めるために建てられた、於岩稲荷田宮神社は、その背景から、芸者や遊女などの業界で思いの人が浮気しないようにと信仰を集めたようです。

確かに、お岩さんのような怨念を受けるくらいなら、浮気の戒めになりそうですね。

日本三大幽霊2:お菊さん

日本三大幽霊の2つ目、お菊は番町皿屋敷という話に出てくる女性です。

<怪談話>
江戸時代、牛込御門内五番町という場所に、播磨守 青山主膳の屋敷がありました。

そこで女中として働いていたのがお菊で、ある日主である主膳が大切にしている皿10枚の内1枚を割ってしまう。

奥方から叱責を受けたが、それでも足りないと主膳はお菊の中指を刀で切り落とし、屋敷に監禁します。

お菊は隙を見て逃げ、屋敷の井戸に身を投げ命を絶ちます。

お菊の死後、夜になると井戸から「一枚、二枚、三枚・・・」と皿を数える声が聞こ得てくるようになる。

その後奥方が子供を生むが、その子にはお菊と同じ中指が無かった。

お菊の非業の死やその子供に中指が無かったことなどが、主膳の上司に知れ役職を解かれてしまった。

全国各地にお菊と同じようにストーリーを変えて井戸で死を遂げ、その後化けて出るという怪談話が存在します。

求婚を断られた腹いせに皿を壊したり隠したりして、女性に罪を擦り付けた末に古井戸に投げたり。

救済策がある場合は、僧侶がお菊が9枚を数えた後に、「10枚」と合いの手を入れることによって、お菊が成仏してくれるという話が多いです。

日本三大幽霊3:お露さん

お露さんは明治時代に三遊亭圓朝という落語家

が作った牡丹燈籠という怪談話に出てくる女性。

落語家が作った話ですから、完全フィクションです。

今でも舞台や映画にもリメイクされる人気の怪談話です。

<怪談話>
浪人である新三郎はある日、旗本の娘 お露と知り合い恋に落ちます。

お露は牡丹灯籠を灯に夜ごと新三郎に会いに来ます。

取りつかれた新三郎はどんどんやつれていきます。

お寺の和尚が見かねて、新三郎にお札を渡し、家中に貼り、朝が来るまで絶対に外に出てはいけないと言いつけます。

家の周りを牡丹灯籠が毎日揺れながら新三郎の家を回ります。

最終日の夜、お露に騙されて夜が明ける前にお札を剥がし外に出てしまう。

多くの舞台や映画では、下働きの者が骸骨と抱き合う新三郎を目撃し、それを除霊するためにお札を貼った部屋にこもります。

最終日に騙されて外に出てしまうのと、お露への愛を抑えられずに自分から戸を開けてしまうパターンがあります。

日本三大幽霊はなんで全員女性の幽霊なの?

日本三大幽霊とは、お岩さん、お菊さん、お露さんというどれも女性の幽霊です。

幽霊が出てくる時といえば「うらめしやー」が浮かぶ人が多いのではないでしょうか?

ではなんでどれも女性の幽霊なのでしょうか?

日本の幽霊に白い着物の女性の幽霊が多いのは、百物語のように武家などの男性社会の中で幽霊話が流行したためであるという説があります。

日本の女性の幽霊に多いのが、旦那さんに浮気をされたり、既に恋人や奥さんのいる人を好きになってしまい不幸な死を遂げ、幽霊となって出てきた時に、好きな人やその恋人に「恨んでやる!」という意味を込めて言っている言葉です。

「ヒュードロドロ」の効果音は、怪談話を歌舞伎などにする時に、笛でヒュー、太鼓でドロドロ(ドンドン)と演奏している音なんだそう。

それを舞台で見た人達が家に帰って口で表現し、幽霊が出てくる時のお馴染みの音として定着していったそうです。

まとめ

■日本三大幽霊
・お岩さん
・お菊さん
・お露さん

三大幽霊のストーリーを紹介しましたが、なかなか酷い死に際に、それだけでうすら寒い気分になりますね。

ちょっと小さい子供の前では怖すぎて話せないので、子供が寝静まった後、大人だけで怪談話をするのにはいいかもしれませんね。

それから、今回解説したような「日本三大」シリーズは他にもいろいろあって面白いですよ!

※「日本三大」シリーズはコチラの記事でまとめているのでご覧下さい!

それでは!