食べ物に生えたカビの処理方法!加熱で殺菌できるのか!?

2021年9月21日

暖かくなってくると、常温に置いていた食パンや野菜などの食べ物には、すぐにカビが生えてしまいますね。

昔おばあちゃんに「カビてる部分だけ取れば大丈夫」と言われたことがありますが、やっぱりちょっとニオイも気になりますし、本当に大丈夫か心配で食べませんでした。

でも買い置きしていた食品が手つかずのままカビが生えてしまうと、少しもったいないですよね。

そこで今回は、食べ物に生えたカビの処理方法や、加熱で殺菌できるのか?について解説をしていきます!

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加熱で食べ物のカビは死滅する、けど・・

まず、食べ物を加熱すればカビは死滅するのか?を解説します。

実はカビは下記の条件を満たせば死滅します。

■条件
・湿度100%、70℃以上を10分間

つまり熱湯で10分以上煮ればカビは死滅します。

根菜などは10分の加熱に耐えられると思いますが、葉物野菜や果物、パンやお餅などは現実的には10分も煮たら原型をとどめていられません。

カビの生え始めたばかりの野菜などで10分以上の加熱に耐えられるのであれば、カビは死滅させることができます。

カビは死滅しても毒性は消えない

ここで覚えておきたいのが、カビ自体は死滅させることができても、カビの毒性は無くならないということです。

基本的にカビ毒は加熱に強く、家庭での調理工程、100~210℃、1時間以内の加熱ではカビ毒を完全に分解、解毒することは困難なのです。

ちなみにお湯で茹でたくらいでは、食べ物に付いたカビ毒は10~50%程度しか減らないという実験結果もあります。(東京都保険福祉局調べ)

当然ですが、煮物やみそ汁の料理で煮汁を飲んでしまっては、せっかくお湯で落とした毒素を再度摂取してしまうので、注意してください。

カビ毒を摂取すると嘔吐、腹痛、下痢などの症状がおこります。

カビ毒にはアレルギー症状を悪化させることもあり、カビの生えた食べ物は体の事を考えるとそのままゴミ箱にさよならした方が賢明です。

食べ物のカビの部分だけ取り除くと食べられる?

昔おばあちゃんが、「カビてるところを削れば大丈夫」と言っていましたが、よく調べてみると実はこの考えが危険だったことが分かりました。

カビは菌糸を伸ばしたり、胞子を飛ばして繁殖していきます。

菌糸は固まりになれば目視出来ますが、先の部分はごくごく細い糸状のカビですから、目に見えない所まで菌糸が伸びている場合があります。

また食べ物の一部にカビが生えていても、胞子は全体、裏側に広がっている場合があります。

さらに表面だけでなく、食べ物の中へカビが根を伸ばしていきます。

一部分であっても食べ物にカビが生えた場合は、捨てましょうね。

また箱買いしたみかんなどの1個にカビが発生した場合、箱の中に胞子が飛んでいる場合があります。

カビていたものの周りのみかんはなるべく早く食べる、箱の中から取り出すなどして、更に広がらないように対策しましょう。

食べ物にカビを生えさせない工夫

食べ物にカビが生えてしまたら、とりあえず捨てるとして。

そもそもカビを生えさせなければ悩むこともありませんね。

カビが生えやすい食べ物のカビ予防策についてまとめてみました。

お餅

お正月に実家で付いたお餅が届いても3日もするとカビが生え始めたりしてもったいない。

冷蔵庫に入れる場合は、タッパーなどに移し、タッパーの端にワサビをひと絞り。

サワビには強い殺菌作用があるので、タッパー内のカビの発生を抑えてくれます。

サワビの辛味は加熱によって飛んでしまうので、お餅の風味には影響ありません。

大量にあったり1週間以上食べないのであれば冷凍保存もオススメです。

箱買いした果物

冬場になると箱でみかんやリンゴを買うお宅も多いかと思います。

なるべく涼しい場所に保管していても、カビが発生してしまうことはあります。

まず買ってきてすぐに、一度全部箱から取り出して、傷などのチェックをします。

傷があるとそこからカビが発生しやすくなるので、傷物は箱からよけておき、なるべく早く食べます。

箱の底に新聞紙を引き、底にみかん、その上に新聞紙というように交互に置いていきます。

みかん同士が密着せず通気性も良くなります。またカビが発生したとしても、新聞紙のおかげで他への拡大を防ぐことができます。

野菜

スーパーで買ってきた野菜はビニールの袋に入っていますね。

あれは野菜から出る水分がこもってしまい、冷蔵庫であってもカビの生える原因になってしまいます。

野菜室に入れる前にビニールから取り出し、新聞紙や野菜専用の保存袋に入れ直しましょう。
カビ防止だけでなく、野菜が冷えすぎるのを防ぐ効果もありますよ。

どうして食べ物にカビは生えるの?

パンのカビ

カビは生物学的には菌類に属し、大きい括りでいうとキノコや酵母などの仲間です。

カビの元となる胞子は大気中に存在しており、基本的にどこにでもいると思っていいです。

他の植物の様に光合成をしない代わりに、主に糖分を含む栄養分に付着し、そこから糸状の菌糸を延ばすことで繁殖していきます。

カビは0~40℃の温度であれば生きられますが、一番活動が活発になるのが20~30℃です。

温度に加え、湿度が60%以上になるとカビは活発になります。

日本であれば春から秋ごろまではどこでもカビの生える条件はそろっているのです。

冬であっても、今は家の中だと温かいので、1年中カビが生える条件ではありますね。

パンやお餅、箱入りのみかんなど、カビの栄養となる糖分と水分を含んでいるため、カビがすぐ生えてしまうのです。

まとめ

人間の生活にはチーズや醤油など、特別なカビを使って作る食べ物もあります。

何百種類もあるカビを一般人が色や見た目だけで、種類や毒性を判断するのは不可能です。

自分や家族の体を守るためにも、カビが生えた食べ物は躊躇なく捨てるようにしましょうね。

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