日本三大奇祭とは?どんなところが「奇」なの?

2021年2月27日

日本には八百万(やおよろず)と呼ばれるくらい、たくさんの神様がいると言われています。

その神様に豊作や豊漁を祈願したり、子供の健康を感謝したり日本各地には数えきれないほどのお祭りが存在します。

今回はその中でも「日本三大奇祭」と呼ばれる変わったお祭りを紹介します。

どこが普通と違うのか「奇」と呼ばれる理由について調べてみました!

日本三大奇祭1:吉田の火祭

日本三大奇祭の1つ目は吉田の火祭り(よしだのひまつり)です。

山梨県富士吉田市で北口本宮冨士浅間神社とその摂社である諏訪神社の例大祭です。

毎年8月26、27日に「夏の山じまい」「富士山の噴火の鎮火祭」として行われ、山梨県の無形重要文化財に指定されています。

富士山に関連したお祭りなので、お神輿も富士山の形をしています。

真っ赤な富士山型の神輿が練り歩いた後に所定の場所に着くと、地面に数回たたき落します。

お神輿をたたきつけ噴火に見立てることで、本物の富士山が噴火しないように鎮めていると言われています。

夜になると本町通りの真ん中には3mにもなる大松明に火が付けられます。

燃え盛る松明が通りを一直線に立ち並び、その間を人々が縫うように歩き、神楽や露店を楽しみます。

22時頃まで松明は灯され、興奮の火祭りを演出します。

2日目はお神輿を担ぎその後をススキを付けた玉串をかかげて練り歩きます。

神聖でありながら松明に負けないくらい盛り上がりを見せるすすき祭りで吉田のお祭りは幕を閉めます。

日本三大奇祭2:なまはげ柴灯祭

日本三大奇祭の2つ目はなまはげ柴灯祭(せどまつり)です。

秋田県男鹿市にある真山神社で毎年2月第2金土日の3日間にわたって行われます。

900年程前から真山神社で行われてきた神事 柴灯祭(さいとうさい)と地域の風習であるなまはげを組み合わせたお祭りです。

ちなみに柴灯(さいとう)とは、神仏に捧げるかがり火のことです。

このお祭りは元々のせどまつりの神事である男鹿温泉郷の「湯の舞」を奉納し、その後秋田県の冬の行事であるなまはげが舞を踊ったり、太鼓を演奏します。

よく神社の例大祭などで、護摩符を奉納したりしますが、このお祭りでは柴灯で焼かれた護摩餅を最後に配ります。

このお餅は神の力が宿るといわれており、魔除けのお札と同じ効果があるとされています。

是非、護摩餅を頂きたいものですね。

【動画】

※ 入場の際には高校生までは無料ですが、それより上の方は協賛金1,000円を納める必要があります。

日本三大奇祭3:御柱祭

日本三大奇祭の最後は御柱祭(おんばしらまつり)です。

長野県の諏訪湖周辺にある4つある諏訪大社で7年に1度行われます。

その名の通り、諏訪大社の「柱」を交換するためのもので、長野県の指定無形民俗文化財に指定されています。

4月のはじめに山から高さ約17m、重さ約13トンにもなるモミの木を16本切り出します。

これは「山出し」と呼ばれ、急な坂を下り、川を越えてそれぞれの御柱屋敷と呼ばれる安置所へ約12kmの道のりを運ばれていきます。

約1か月後の5月初めに「里曳き」と呼ばれる行事が行われます。

安置されている御柱屋敷から各神社まで1.3km~2.5km程の道のりを曳き歩きます。

各神社に着くと建御柱(たておんばしら)で、神社の四隅に曳いてきた柱を立てます。

十数mの大木を建てる作業は危険を伴うため、少なからず危険を伴います。

しかし諏訪湖周辺ではこのお祭りはとても大切にされるため、御柱祭に合わせて休みを設定する企業もあるほどです。

柱に使われるモミの木の選定はお祭りの2年前から行われたり、その木を伐採するための神事であったりと、御柱祭の年だけでなく、数年をかけて地元の氏子たちが心待ちにしている大切なお祭りなのです。

※次の開催は2022年度に開催されます。

まとめ

■日本三大奇祭とは
・山梨 吉田の火祭り
・秋田 なまはげ柴灯祭
・長野 御柱祭

迫力あるお祭りが多かったですね。

奇祭と呼ばれるだけあって、地元の人達のお祭りにかける熱は本当に熱いものがあります。

神様に祈ったり感謝するだけでなく、四季の移ろいや人の成長の節目を感じることができるのがお祭りの醍醐味でもあります。

ちょっと変わったお祭りではありますが、お祭りの熱気に呑まれてその土地の雰囲気を楽しむのも素敵ですね。

それから、今回解説したような「日本三大」シリーズは他にもいろいろあって面白いですよ!

※「日本三大」シリーズはコチラの記事でまとめているのでご覧下さい!

それでは!