ファスナーが閉まらない!?考えられる原因と修理方法とは!?
ファスナーは、コートなど衣類やバックにもたくさん使われています。
サーッと開け閉めできるファスナーは便利ですよね。
そんな便利なファスナーですが、閉まらない、嚙み合わないなどで困ってしまった経験はありませんか。
あれって焦れば焦るほど余計に閉まらなくて、力任せに引っ張ると壊れそうになりますよね。
僕も夏場に使えるようにと蚊帳を買ったらファスナーの動きが悪く、ファスナーは上には進みますが、下にファスナーが降りないので、動くファスナーのところから出入りしたことがあります。
ファスナーが開け閉め出来なくて、狭い入口からの出入りは体が引っかかってものすごく不便でした。
今回は、ファスナーの閉まらない原因と簡単に直せる方法について解説していきますね。
まず、ファスナーの構造を理解しよう
ファスナーの構造を知ると、開け閉めできなくなったときの対処法がわかりますね。
ファスナーは、
- スライダー
- エレメント(務歯むし)
- テープ
- 止金
で構成されています。
スライダーとは、ファスナーを開け閉めするときに手で引っ張る部分です。
エレメントとは、ファスナーのギザギザの部分です。
噛み合って開け閉めするので、歯に見立てて務歯頭部といいます。
テープは、その周りの部分で、衣類やバックと結合する部分になります。
留め金は、ファスナーが落ちないように上と下についています。
この構造を知っておくとファスナーのトラブルのとき対処もスムーズになりますね。
ファスナーが閉まらない原因と直し方
ファスナーが閉まらない一番の原因は二つあります。
一つ目は、ファスナーのスライダーがサイドの衣類を挟み込んで動かなくなってしまうことです。
よく急いで開け閉めする場合に起こりますね。
直し方は、落ち着いてゆっくり周りの衣類を引っ張って、衣類を挟み込んでいたファスナーを逆方向に動かして見てください、衣類が抜ければ動くようになります。
二つ目は、エレメントの部分が噛み合わなくなってしまうことです。
直し方は、ファスナーの途中から噛み合わせるのはちょっと大変なので、ファスナーが動けば下か上にファスナーと移動させましょう。
エレメントの動きが悪ければ、潤滑油を塗るのも有効です。
僕も使いましたが、『クレ5-56』がいいです。
それでもファスナーが直らないときは?
それでもファスナーが動かないときは、道具を使いましょう。
使う道具はペンチなどがいいです。
スライダーとエレメントの部分の隙間が開きすぎると開け閉めができません。
ペンチでスライダーを挟んで少し締めるとファスナーが動くようになります。
つよく締めすぎると動かなくなってしまうので加減に注意して締めましょう。
スライダーの締め付け方の動画がありましたので参考にしてくださいね。
ファスナーが全く動かなくなったときの修理方法!
ファスナーのエレメントの部分が噛み合わなくて、どうにもこうにも全く動かなくなってしまってお手上げか、というときがあるかと思います。
そんなときは、鉛筆1本とペンチでファスナーが動くようになります。
実際に僕が蚊帳のファスナーが上にも下にも動かなくなってしまったときに、行った対処法です。
スライダーとエレメントの部分を少し広げておくとやりやすいでしょう。
スライダーをエレメントから少し上げるようなつもりでスライダーの部分を引っ張ります。
そうすると、隙間ができるのでエレメントの部分に鉛筆の芯が塗りやすくなります。
できればBか2Bの柔らかめのほうが塗りやすいです。
鉛筆の芯はエレメントが噛み合っていない状態でも塗って大丈夫です。
鉛筆の芯を塗ると、当然ながらエレメントの部分は真っ黒になります。
塗っている自分の手も真っ黒でスライダーの部分も鉛筆の芯で黒くなります。
後で、拭けばある程度はきれいになりますが、汚れが気になるような場合はやめておいたほうがいいかもしれませんね。
僕が試した感じでは、金属のファスナーはエレメントに鉛筆の芯を塗っても拭けばきれいになりました。
プラスチックのファスナーだと、エレメントの細かい部分に鉛筆の芯の黒さが残ってしまうようでした。
エレメントが噛み合って動いたらスライダーの部分を上から少し押して元に戻しておきましょう。
お金がかからない修理のやり方なのでおすすめです。
まとめ
- まずファスナーの構造を理解しましょう
- ファスナーが閉まらない一番の原因は二つ
- ファスナーが動かないときはペンチを使おう
- エレメントの部分には鉛筆の芯が有効
ファスナーの劣化などもありますが、お気に入りの洋服やお財布などファスナーだけ調子が悪くて着られない、使えなくなってしまっては残念ですよね。
お気に入りの寿命を少しでも伸ばすために、ファスナーのことを知っておくと役立つかもしれません。
修理してまた使えるようになると、さらに愛着が湧きますね!