髪の毛の寄付ヘアドネーションって何?やり方や条件について!
長髪だけど気分的にバッサリ切りたい、ケアが大変だから短くしたいという方、ただ切るのはもったいないですよ!
長い髪の毛を切るなら是非ヘアドネーションを検討してみてください。
自分の不要になった髪の毛が人のためになるのです。
髪の毛の寄付、ヘアドネーションについてやり方や条件などを調べてみました。
髪の毛の寄付のやり方や条件について
髪の毛の寄付とは一体どういった方法でやるものでしょうか?
寄付できる条件をまとめてみました。
・髪の毛が乾いている
・31cm以上の長さがある
・切り口を輪ゴムでまとめてある
・1人ごとに分ける
髪の毛は乾いていないと、送っている最中にカビや細菌が繁殖してしまい、傷みの原因になってしまいます。
そのため、完全に乾いた状態でクセはなるべく伸ばした状態で切る必要があります。
髪の毛は切りやすいように何束かに輪ゴムで束ねてから切ります。
1つの束に複数の人の髪の毛が混ざらないようにします。
もし複数の人の髪の毛を同時に送る場合は、1人ずつ分けて梱包します。
なぜ31cm以上必要なのか?
31cm未満でも寄付したいという方もいると思います。
なぜ31cm以上という条件でなければ寄付できないのでしょうか?
それはウィッグを作る時に半分に折った状態で生地に植毛するためなんだとか。
髪の毛の性質上15cm以下だと立ってしまい、スタイリングができないのです。
頭部全体に装着でき、かつ自分でスタイリングできる自由度の高いウィッグを作るには31cm以上の長さが必要になります。
団体によっては31cm未満でも寄付できるところもあるようです。
この場合は、部分的なウィッグに使用したり、カット練習用のカツラになることもあるようです。
寄付した髪の毛は何に使われるの?
寄付した髪の毛はウィッグになります。
寄付された髪の毛約30人分で1つのウィッグが完成します。
このウィッグは小児がんや先天性の病気、けがなどで髪の毛が生えなかったり、薄いことに悩むこどもに贈られます。
薬の副作用で髪の毛が抜けてしまう、大きなけがで髪の毛を剃る必要があったなど、色々な原因で髪の毛に悩みを持つこどもがいます。
せっかく病気やケガの治療が終わり、学校に行けると思っても、髪の毛がなく周りの目が気になって普通の友達関係が築けない、という事が多いそうです。
そんな髪の毛の悩みなく楽しく学校に通ってほしいという想いを込めて、寄付された人毛を使って医療用のウィッグを作っています。
カットに自信がなければ賛同サロンで!
個人的に自分や家族の髪をカットして送ることもできますが、切った後に残った髪の毛をそろえるのはなかなか難しいものがあります。
というか自分で自分の後ろの髪を綺麗に切れる人の方が少ないと思います。
少しでも不安があるならば美容室で切ってもらいましょう。
ヘアドネーション(髪の毛の寄付)に賛同してヘアカットを協力してくれる美容室、サロンで寄付用にカットしてくれるところがあります。
予約を入れる時にヘアドネーションを希望することを伝えておきます。
カットだけしてくれる、発送代行してくれる、寄付用の場合カット料金を割り引きしてくれる、などお店ごとにどこまで対応してくれるかが違ってきます。
詳しくは予約するサロンに質問するといいでしょう。
髪が短くても協力できる!
寄付したい気持ちはあるけれど31cmも髪の毛の長さが無いという方も、このボランティアに協力することができます。
賛同しているサロンにはヘアドネーションに関するパンフレットや募金箱が置かれている場合があります。
賛同サロンの募金箱を利用するのが一番気軽にできる協力だと思います。
また直接ボランティアの団体へ振り込みや書留でお金を寄付する方法もあります。
団体によってはクラウドファンディングでも寄付ができる場合があります。
クラウドファンディングだと自宅にいながら寄付ができるので、近々サロンに行く予定がない人でもやりやすいと思います。
クラウドファンディングの金額によっては、ふるさと納税のようにお礼の品が届くことも。
オリジナルヘアケアがもらえることもあるようです。
まとめ
・病気やケガで髪の毛の悩みのあるこどもたちに提供される医療用ウィッグを作るために使われる
・31cm以上、完全に乾いている、輪ゴムで束ねるなどの条件がある
惰性でなんとなく伸ばしていた人も、大切に伸ばしていた人も、短くしようと思っているならば一度ヘアドネーションを検討してみて下さい。
髪の毛を切っただけで、ちょっと良いことした気分になれるかも!?