本が捨てられない心理と気持ちの上げ方【僕はこれで本を捨てられた】
読書好きの方なら、多くの人が頭を悩ませる問題は、本の置き場や処分の問題ではないでしょうか?
本が好きとはいえ、家中本だらけでスペースがなくなって、生活に支障をきたすのも問題ですよね。
僕も学生の頃から本が好きで、家に本棚を何個も増設して本をためて置くのが趣味のような時期がありました。
ですが、結婚して妻と二人で暮らすようになって、引っ越しでお互いの荷物を家にいれたところ、スペースが足りず・・・。
愛着のある本を処分するのは本当に悲しかったですけど、本を置く所が本当に無くて、断腸の思いでいろいろ調べながら、本を捨てる事ができました。
で、本を捨ててみたら思っていたよりもスッキリして、捨てないでいるより断然メリットがあると思いました!
そこで今回は、本をなかなか捨てられなかった僕が、本を捨てられない人の心理や、それに対する気持ちの上げ方、本を捨てるための具体的なコツについて解説をしていきたいと思います!
本を捨てられなかった僕が持っていた心理とは
まずは本を捨てられなかった僕が持っていた心理について説明をしたいと思います。
家の中に置いてある他の雑貨なんかは大掃除の時に断捨離できるのに、本だけは捨てられないで手つかずという方、結構多いのではないでしょうか?
Yahoo!知恵袋などを見ても、本がもったいなくて捨てられないという人は多いようです。
本が勿体なくて捨てられません。
部屋をすっきりしたいのでいらない本とかを処分しようと思ったのですが、思い入れのある本や役に立った本ばかりでなかなか捨てられません。
すごくいい内容の参考書や、小学校のころの思い出の教科書とか、いいことが書いてある学級通信もたくさんあります。
これからは使わないような物も、誰か必要としている人にあげたりできないかなーとか思って捨てられないです。
どうしたら捨てられますか?
または、捨てなくてもいいと思いますか?※Yahoo知恵袋より
このように本を捨てられない!と感じている人は多いようです。
ではここから、本を捨てられなかった僕が感じていた心理状況をみていきたいと思います。
1.また読みたくなるのでは?と思ってしまう
まず僕が感じていた心理として、一番ネックだったのは、「また読みたくなるのでは?」という気持ちです。
やっぱりどうしても、もったいないと言うか、いつかまた読みたいと思うかも、と思ってしまうと捨てる踏ん切りがつかなかったんですよね。
いざ捨てた時に、また読みたいと思って、「あの時捨てなければ・・・」という悔しい思いをするのが嫌で、本を捨てるのを躊躇してしまっていました。
2.思い出や愛着がある本は捨てられない
2つ目の心理として、思い出や愛着がある本は特に捨てられませんでした。
高校や大学の頃に好きで何度も何度も読んだ本などですね。
大学の講義で使った本なんかも、今は全く読まないんですが、なんとなく思い出がある気がして捨てられなかったですね。
3.まだ読み終わっていない本を捨てる事に罪悪感
3つ目としては、まだ読み終わってない本を捨てる事に罪悪感がありました。
もう何年も読まずに置いてある本が、僕の場合10冊以上あって、今後も読む事はないのは分かっていたんですよね。
でも、せっかく買った本を読まずに捨てて良いのか?という貧乏根性みたいなものが働いて、捨てるのに躊躇してしまっていました。
本を捨てられない心理に対する気持ちの上げ方
僕が本を捨てれずにいた心理についてお話しましたが、ここからはそれぞれの心理に対して、本を捨てる踏ん切りをつける事が出来た、気持ちの上げ方を紹介したいと思います。
1.「また読みたくなるのでは?」に対して
まずは「また読みたくなるのでは?」という心理に対しての、気持ちの上げ方です。
僕が考えたマインドとしては、
- 3ヶ月見ていない本を今後見る可能性は99%ない
- 万が一また読みたくなったらまた買えば良い
- 千円程度の金をケチるよりも部屋のスペースや清潔の方が大事
という3つです。
断捨離についていろいろ調べていた時に、「3ヶ月見ていない本を今後見る可能性は99%ない」という実験結果があることを見つけました。
たしかに「また読みたくなるのでは?」と思ってとっている本を、実際に見た事ってほとんど無いんですよね。
それを考えると、思い切って捨てて、万が一また読みたくなったら買えば良い!と考えて捨てる決心が出来ました。
それに、直面している問題として、部屋のスペースが無さ過ぎたのと、本が散らかってホコリが溜まりやすいという事があったので、千円くらいをケチるよりも捨てたほうがメリットが大きいと思いました。
2.「思い出や愛着がある本」に対して
次に「思い出や愛着がある本」に対して、どういう考え方をしたかです。
僕が考えたのは、
- 卒業アルバムなど二度と買えない物は残す
- それ以外のまた買える物は写真を撮って捨てる
- 本を取っててもカビや虫が湧く一方だ、と考える
ということです。
まず、卒業アルバムなどの二度と買えない物は残すことにしました。
でもそれ以外の本については、思い出や愛着はあるけど、今は全く読んでない本もたくさんあったんですよね。
なので上で紹介した「また買えば良い」というマインドをもとに、記念に写真を撮って捨てることにしました。
それから、踏ん切りを付けるために考えたのは、「愛着がある本でも、読まないで取っていたらカビや虫が湧くだけだ」という事です。
以上の考え方をもとに、僕は思い出や愛着がある本についても断捨離する事が出来ました。
3.「まだ読み終わってない本への罪悪感」に対して
3つ目の「まだ読み終わってない本への罪悪感」にどうやって対処したかです。
これについては、
- 3ヶ月以上読んでいない本はガラクタ同然
- ガラクタを持ち続けるより売って現金化したほうが良い
ちょっと言葉は乱暴ですが、このような考え方をすることにしました。
せっかく買ったのに、読まずに手放すのは確かに気が引けるものです。
でも、今後も読まない本をただ持っていても、ガラクタを抱え込んでいるのと一緒なのは間違いありません。
上でも話をしたように、ただ持っていてもスペースが取られるし、カビや虫やホコリが湧くだけなのです。
上のような考えから、いっそのことブックオフやメルカリで売って、お金に変えてしまった方が良いと考えました。
まだ読んでない本の方が、状態も良いですしね。
それに、売ることを先延ばしすればするほど、売値も下がっていくだろうとも考えました。
このようなマインドを持つことによって、僕はまだ読み終わってない本を捨てる決心もする事ができました。
僕はこのように、捨てられなかった心理に対処するマインドを身につけて、あとはルールを決めて捨てるだけの状態にまで持っていくことが出来ました。
次からは、具体的に本を捨てていくために僕が考えたルールについて、解説をしていくことにしましょう!
本を捨てるコツ -決心がついたら捨てるルールを作ろう!-
それではここからは、具体的な本を捨てるためのコツとして、僕が考えた捨てるルールを紹介していきます。
ちなみに今回紹介するのは僕の場合の例なので、あなたが持っている本の数や部屋のスペースに応じて、適宜ルール設定をしてみてくださいね。
1.二度と買えない本を仕分ける
まず僕が最初にやったことは、捨ててしまったら二度と買えない本を先に取ってしまうことです。
その時僕がルールとして決めたのが、「横60センチの本棚の1列分に収まるようにする」という事です。
あれもこれも取っておきたいと思ってしまうので、二度と買えなくても別に取っておかなくても良いものは捨てる方に回して、極力本を減らすようにしました。
そしたら、意外にも二度と買えない物ってない事に気づきましたね。
僕が残したのは、
・学生時代にドラムを習っていた時の教本
・大学のOB会の名簿
くらいのものでした。(学生時代の卒アルや文集は実家にあるので)
2.期間を区切って一度も開かなかった本は処分
二度と買えない本を先に取ってしまった後は、いよいよ処分する本を決めていきます。
やった方法として、まずは期間で不要な本をはじく事にしました。
僕が設定した期間は「6ヶ月」です。
やり方としては、直近6ヶ月で見たか?見てないか?を思い出しながら本を仕分けていくという事です。
まだ読み終わっていない本でも、容赦なく仕分けていくのがコツです。
ちなみに、なぜ期間を6ヶ月に設定したかというと、上で紹介した「3ヶ月見なかった本は99%二度と開かない」という実験結果をもとに、少し余裕を見て6ヶ月にしました。
正直、6ヶ月でもかなり短いと思いましたね。。
でも家のスペースが無いという問題に直面していたので、思い切って6ヶ月に設定しました。
そしたら思ったよりも本を処分する事が出来ましたよ!
3.週刊誌、月刊誌は期間を決めて全て捨てる
次に作ったルールとして、雑誌などの週刊誌、月刊誌は、見た/見てないに関わらず、期間を区切ってそれより古い物は全部捨てる事にしました。
僕は月刊のファッション誌と車の雑誌を買っていたのですが、「3ヶ月間」だけは取っておいて、それ以上古い物は全部捨てました。(ちなみにその雑誌とは、SafariとマガジンXです。)
どっちの雑誌もトレンド系で情報の鮮度が大事なので、3ヶ月も経つと情報が古くなるんですよね。
なので、持っていてもしょうがないと思って、3ヶ月より古い物は捨ててしまいました。
4.kindle unlimitedにある本は捨てる
1~3をやっただけでも、だいぶ本は減ったのですが、もうひと押しスッキリさせたいと思って、もう一つルールを作りました。
それはkindle unlimitedに入っている本は捨てるという事です。
Amazonがやっている電子書籍"kindle"の定額で読み放題のサービス
直近で読んでいる本でも、kinlde unlimitedに入っていれば、追加料金もかからずにいつでもどこでも読めるので、いっそのこと紙の本は捨ててしまうことにしました。
これだけでも5~6冊くらいは処分することが出来ました!
ちなみに、紙の本をスキャンして電子書籍化するというサービスもあります。
本当にどうしても本を捨てられないという人は電子書籍化するという手もありますよ。
本の電子書籍化については、コチラの記事で詳しく解説していますので、ご覧ください!
まとめ
以上の流れで、もともとは本を捨てられなかった僕が、捨てられない心理を理解して、どうやってその心理に打ち勝って断捨離したかを説明してきました。
いざやってみると、最初は気が引ける思いしかなかったですが、マインド次第で踏ん切りがつくものですね。
もし、本が捨てられずに悩んでいる方は参考にして頂ければと思います。
それでは!