アボカドのピンカートン種の特徴は!品種によるアボカドの違いとは!?

2021年8月14日

アボカドにはかなりの数の品種がありますが、なかでもピンカートン種は、皮は少し厚くて緑色でゴツゴツしています。

見かけが洋梨に似ていて、種が小さく食べるところがたくさんあります。

見かけのゴツゴツとは想像もできないような、クリーミーで味が良く評価も高いです。

今回は、アボカドからピンカートン種の特徴についてお話します。

受粉の仕方など興味深いお話がたくさんあり、アボカドの長い歴史を感じます。
ではみていきましょう。

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アボカドのピンカートン種の特徴

ピンカートン種の特徴は、見かけが細長いものが多く形が「洋梨」にちょっと似ています。
樹体は割とコンパクトで、着花が良く、樹が若いうちから着果しやすいのが特徴です。

皮は少し厚みがあり緑色でゴツゴツして荒い印象です。
果実は300~500gと小ぶりですが、種が小さく、味は良いです。

グアテマラ系の種で、開花タイプは「A」とされています。

耐寒温度は-2℃です。

果実は、油分が多く,食味は濃厚で優れています。

実は、アボカドには系統があり園芸学上、メキシコ系、グアテマラ系、西インド諸島系の「3系統」に分けられます。
グアテマラ系のアボカドは、中央アメリカ高地原産で、3系統のうち最も果実が大きいです。耐寒性と脂肪量はメキシコ系と西インド諸島系の中間になっています。

ピンカートン種ができるまで

ピンカートン種は、カリフォルニアで生まれたグアテマラ系の交雑種で,収穫期は12月~1月です。
アボカドの開花タイプには、「A (午前♀、午後♂)」と「B(午前♂、午後♀)」の2種類があります。
よって、「A」の開花タイプは、1鉢では実がつきにくいためB型の特性を持つ他品種と混栽することいいでしょう。
平均気温が21℃以上であれば、規則的に開花しますが、平均気温が下がると開花時間が遅く、不規則になります。
そのため一つの木で同時に雌花と雄花を持つことがあるかもしれません。

一般的には、B型のベーコン種を台木にして実生を一緒に植えることで着果が安定します。

植え始めて最初の2年間の生存率は約20%とされています。
アボカドは霜焼けや日焼けに弱く枯れてしまうことも多いです。
若い樹は1本から十数個しか収穫することができないので、日本で栽培されているピンカートン種は大変貴重とされ高級品になっています。

アボカドの開花AタイプやBタイプって何?

アボカドの開花にはAタイプとBタイプの2種類があります。
Aタイプは開花1日目の午前中に雌蕊(めしべ)が成熟して受粉し、花は一旦閉じて2日目午後に再度開花し、今度は雄蕊(おしべ)が成熟して花粉を放出します。

Bタイプは開花1日目の午後に雌蕊が成熟して受粉し、一旦閉じた後に2日目の午前中に再度開花し、今度は雄蕊が成熟して花粉を放出します。

このように、アボカドは雌蕊の成熟と雄蕊の成熟が午前・午後とズレがあり、小規模な果樹園にAタイプばかり、あるいはBタイプばかり植えても実が成ることはありません。

それぞれタイプの違う品種を混植しないと実が成らないのも特徴です。
メキシコのような、きわめて大規模な果樹園では、同一品種でも開花期がズレるものもあり、昆虫が雌花の開花期まで花粉を持ち越すこともあるのでハス種ばかりでも実をつけることができます。

なお、Aタイプには主に、ハス種、アナハイム種、デューク種、マッカーサー種、メキシコーラ種、ピンカートン種があります。

Bタイプには主に、ベーコン種、クリフトン種、エドノール種、フェルテ種、ズタノ種、サンタナ種があります。

アボカドの花は、ミツバチのような昆虫が花粉を運んで受粉させるので一つの花に雌蕊(めしべ)と雄蕊(おしべ)があります。
一つの花の中でも雌蕊が成熟するタイミングと雄蕊が成熟するタイミングにズレがあるので簡単には受粉しないようです。

ピンカートン種は国産!?

愛媛県松山市や沖縄県では、ピンカートン種を栽培しているところが多いです。
外国産のアボカドはとは違い、ピンカートン種の可食部が多い、クリーミーで濃厚な味が好評です。
日本人には、何でもおいしく栽培してしまう能力があるといっても過言ではありません。

スーパーで売られているハス種のアボカドしか食べたことのない僕も、国産のアボカドを食べたくなってきました。
ちょっと余裕のあるときにネット通販を頼んでみようかと思っています。

アボカドのピンカートン種の動画がありました。
参考にしてください。

アボカドの毒性

アボカドの果実、種子、葉などにはペルシンという物質が含まれています。
ヒト以外の動物には中毒反応を起こします。

ただし、天然ゴムに対するアレルギーを持つ人は、アボカドでも症状を発することがあるので注意が必要です。

インコ、オウム、モルモット、ウサギ、ヤギなどの家畜に与えるとけいれんや呼吸困難を起こす場合があります。

ウマ、ウシ、イヌ、ネコ、フェレットに対しても毒性を示すことがありますが、アボカド入りの犬猫フードやおやつも販売されており、企業の報告によれば、「健康被害の症例は無い」とのことですね。

心配な人は控えたほうがいいかもしれません。

アボカドの毒性に関してはまだ不明確な点もあるのが現状のようです。

未熟な果実や種子、葉にはドーパミンやメチルカビコールも含んでいて、アボカドの種子を砕いたものをネズミの駆除剤にすることもありますが、効果はそこまで高くはないようです。
アボカドの毒性はそれほど強いものではありませんが、アボカドの葉を大量に食べたヤギが死亡した例があるようですね。

まとめ

アボカドと一口にいっても、アボカドの種類によって、収穫時期、耐寒温度、開花型、果実の大きさ(グラム)と条件はバラバラです。
味もアボカドの種類によって全く異なるので、一度スーパーのアボカドが美味しくなかったなどの理由で食べなくなってしまうのはもったいないことですね。

日本でいえば、「みかん」や「りんご」「ぶどう」なども品種によって異なりますね。
アボカドの知名度は上がっていますが、アボカドの品種によってここまで違いがあるのは知らない人も多いことでしょう。

アボカドに興味を持ったら、一度お取り寄せして食べてみましょう!